新機能「ヒアリングチェック」と「ヒアリング補助」
先日、AirPods Pro 2のファームウェアの更新がありました。
(バージョン7A305→7B19)
バグの修正なども内容に含まれていると思いますが、
追加の機能として「ヒアリングチェック」「ヒアリング補助」が追加されました。
ヒアリングチェック
まずは、ヒアリングチェックから。
こちらは、「AirPods Pro 2を使った聴力検査」と思っていただいて良いと思います。
ヒアリングチェックの流れを説明します。
画面はiPhoneです。
設定→ AirPods Pro → Appleのヒアリングチェックを受ける をタップ
開始をタップ
該当するものにチェックを入れ、「次へ」をタップ
※計3項目、最後切れててすみません!
周りが静かで、この画面が出たら「次へ」をタップ
※周りが静かであれば、「ノイズはOKです」の文言が自動で表示されます。
AirPods Proを装着している状態で、「次へ」をタップ
進んでいくと、「イヤーチップ装着状態テスト」が始まり、密閉状態を確認します。
「おやすみモード」がオンになり、通知等が来なくなります。
「次へ」をタップしてチェックを開始します。
まずは「左耳」から。
高・中・低、様々な音が聞こえたらタップします。
※要領は、病院等の聴力検査と全く同じ
「左耳」が終わったら、「次へ」をタップし「右耳」へ
「右耳」も先ほどと同様に進めます。
「右耳」のチェックが終わると、完了です。
左右それぞれで所要時間は、およそ2〜3分程でした。
ヘルスケアに計測したデータが保存されます。
今回は「難聴の可能性はほとんどない」という判定結果でした。
■ 結果の「dBHL」の数値について
世界保険期間(WHO)による、難聴度の分類で、
数値が上がるごとに「聞き取りづらい」という判定になるようです。
ヒアリング補助
「ヒアリング補助」は、先ほどの「ヒアリングチェック」で
軽度〜中程度の難聴が認められる場合に有効とされる補助機能です。
「AirPodsが補聴器の役割を果たす」という認識でいいと思います。
今回は、「難聴」の判定ではなく、実際に試すことができなかったため、
Apple社の公式HPの内容を要約すると
・ヒアリングチェックの結果で軽度〜中程度の難聴が認められる場合、設定の案内=オンできる
・設定完了後、AirPods Pro 2を装着時、環境音や話し声などクリアに聞こえる
・装着者に状況などにあわせて、聞こえやすさなどをAirPods Pro 2自身が自動でチューニング
上記のような内容で、
これまでの「外音取り込みモード」や「適応型オーディオ」の
“クリアさ”を活かしきった今回のアップデートではないかといった印象を強く受けました。
むしろ「外音取り込みモード」や「適応型オーディオ」は「ヒアリング補助のための通過点だった?」とも思えるくらいです。
外音取り込みモード時、騒音の削減
風の強い状況で、外音取り込みモードを試してみましたが、
「前までこんなに音楽がクリアに聴こえたっけ?」という印象でした。
今まで通り、外の音はしっかりクリアに取り込みつつ、
再生中の音楽が雑音に負けることなく、しっかりと聴こえるようになりました。
元々、自然な聴こえ方の外音取り込みモードでしたが、
さらに「音楽」と「環境音」がうまく共存するようになりました。
じゃあ「適応型オーディオと何が違うの?」と思われるかもしれませんが、
「適応型オーディオ」は、
「雑音」や「環境音」を「外音取り込みモード」よりは抑制している
という棲み分けでよいのでは?と思います。
まとめ
今回は、AirPods Proのファームウェアのアップデートで追加された新機能
・ヒアリングチェック
・ヒアリング補助
こちらをメインに紹介させていただきました。
今回追加の機能を搭載したワイヤレスイヤホンを
今現在ではAirPods Pro 2しか知りません。
もはや医療機器だと思いませんか?
「音楽や動画の視聴を楽しむ」だけでなく、難聴の補助までもできるとは…と感動のあまり
簡単ではございますが、紹介をさせていただきました。
この記事がお役に立てたなら幸いです。
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