◆ 概要
・純正イヤーピースと何が違う?実際に使って比較レビュー
今回紹介させていただくのは、株式会社アユートより発売のイヤーピース
「AZLA SednaEarfit Foamax Standard」です。
「AZLA」のブランドでは初のフォームタイプのイヤーピースとなります。
今回、「SONY WF-1000XM5」の純正イヤーピースをメインに
以下の項目の比較をしました。
- 装着感
- 音質の変化
- 遮音性
※参考:「【新旧レビュー】SONY WF-1000XM5|「音質」「操作性」など“M4”からの進化点を比較」
・要点早見表
<結論>
純正イヤーピースが合わない(カポカポ音・フィット感)なら、試す価値あり(※筆者の体感)
▼ 「AZLA SednaEarfit Foamax Standard」に向いている人
- 「SONY WF-1000XM5」純正イヤーピースで「カポカポ音」「フィット感」に不満がある方
- 低音域を更に増加させて音楽を楽しみたい方
▼ 注意点
- 耐久性・コスパがあまり良くない
- フォームタイプは「手入れ」や「装着」がやや手間
- 価格はフォーム系の中でも高め
◆ 外観・サイズ
・パッケージ
まず、パッケージの開封時について、
裏面に縫い目があるので「縫い目を押して開封」と思いきや、
縫い目を押しても開封ができないのでご注意ください。

・サイズ展開
サイズは S・MS・M・ML・L の5サイズ展開です。
▼ 販売形態
- 「S・MS・Mサイズ 各1ペア」のセット
- 「M・ML・Lサイズ 各1ペア」のセット
- (サイズ単位)「S〜Lサイズ 各2ペア」



・イヤーピース本体
低反発のウレタンフォーム製で、
指でギュッと潰して
“約30秒”かけてジワ〜っと元の形状に戻るくらいの
“超低反発”のイヤーピースで、
耳に装着する前に元に戻ってしまう心配がない点が嬉しいです。

ハニカム構造のコアレスワックスガードにより
イヤホン本体への耳垢の混入を防いでくれます。

SONYのワイヤレスイヤホンの
「WF-1000XM5」と「WF-1000XM4」に
「Lサイズ」(最大サイズ)を装着したところ、
どちらもケースに格納時にわずかに干渉する感覚があるものの
ケースの蓋は閉まり、充電も問題なくできます。
「MLサイズ」までは、全く問題なく格納できます。






特に「WF-1000XM4」は
純正イヤーピースにメッシュ構造がないため、
フォームタイプを検討している方には
相性が良いと感じました。


◆ 装着感
ワイヤレスイヤホンの「SONY WF-1000XM5」に装着してみました。
さすが、”超低反発のイヤーピース”ということもあり、
落ちそうになるような感覚はありませんでした。
先日の「SONY WF-1000XM5」のレビューで書かせていただいた“装着感”について、
こちらのイヤーピースで改善できました。
個人差はありますが、
筆者の場合は純正のイヤーピースだと
歩行時に「カポッカポッ…」と振動が伝わり
その点だけがイマイチと感じていました。
「AZLA SednaEarfit Foamax Standard」を装着し視聴したところ、
その現象が”ほぼ気にならないレベル”にまで抑えられました。
“耳から落ちそうな感覚”も全くなく、ピッタリと吸い付くようで
装着感はイイです。
◆ 遮音性
・環境ごとの検証結果(筆者の体感)
| 環境 | SONY WF-1000XM5(純正イヤーピース) | AZLA SednaEarfit Foamax Standard |
|---|---|---|
| 車道(車の走行音) | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 人混み | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 風切り音 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 電車 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 生活音 (エアコン等の音) | ★★★★★ | ★★★★★ |
「AZLA SednaEarfit Foamax Standard」の方が
遮音性は全体的に”やや向上している”と感じました。
“劇的な向上感”は感じられませんでしたが、
高密度のウレタンフォーム性のイヤーピースであることや、
超低反発による”吸い付くような”フィット感が
遮音性の向上に貢献していると思います。
◆ 音質
▼ 音質レビュー時のデバイス・設定環境
・比較スマホ:iPhone 14
・イヤホン:WF-1000XM5
・設定:DSEE/EQはOFF
※再生環境や、聴く楽曲などによって、
音質の違いには
個人差が出る場合があります。
・音質の比較(筆者の体感)
| 音域(音質) | SONY WF-1000XM5(純正イヤーピース) | AZLA SednaEarfit Foamax Standard |
|---|---|---|
| 高音域 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 中音域 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 低音域 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
<低音域の変化>
ベースの「重み」が増し、
純正イヤーピースと比べ「奥行き」「臨場感」がより増したと感じました。
(例:Billie Eilish「bury a friend」など)
<高音域の変化>
“角が取れて落ち着く方向に変化”と感じました。
高音域で「刺さり感」が気になる曲では
程よく抑制されて、長時間の視聴でも
聴き疲れが少なくなっている印象です。
(例:Earth, Wind & Fire「September」など)
<中音域の変化>
「ボーカル」が他の楽器に比べ
前に出るというより“落ち着く”印象。
高音域と同様、「刺さり感」が抑制され
聴きやすいと感じました。
(例:Norah Jones 「Don’t Know Why」)
全体的に、
フォーム性のイヤーピースで起こりがちな
「高音域の減衰」や「低音域の増加」を極力抑え、
イヤホンの本来の音に限りなく寄せているという印象です。
◆ 手入れについて
同社のフォームタイプの手入れの方法を検索したところ
該当のページ(公式)が見当たらなかったので
メーカーに問い合わせました。
以下の内容は、筆者がメーカーに直接問い合わせて得た回答です。
- 固く絞ったタオルで表面を軽く拭く
- その後、よく乾かす
フォームタイプのイヤーピースのため
アルコール配合のウエットティッシュの使用は推奨されていませんので
ご注意ください。
また、”正式な方法で”手入れをして反発具合が低下する場合は
交換をおすすめしますとのことでした。
◆ デメリット
・耐久性
- 耐久性がやや低く、コスパがあまり良くないと感じます。
【手入れあり(正しい方法)】→低反発具合低下
【手入れなし(開封から1週間使用)】→低反発具合低下
→寿命は短めに感じました。
・衛生面
- “超低反発(開封直後)”であるため、
装着時は毎回「イヤーピースを潰してから装着」という流れが
多いと思います。
「装着時に少し手間と感じる」
「(イヤーピースを毎回触る必要があるため)衛生面が気になる」
という方は、
購入を慎重に検討された方が良いと思います。
・価格
- 頻繁に買い替えることを前提とすると、やや高価な部類のイヤーピースです。
<AZLA SednaEarfit Foamax Standard>
1組辺り…約900〜1,000円
<他社のイヤーピース (※)>
1組辺り…約100〜300円
(※) 同条件=Amazonで“WF-1000XM5対応×フォームタイプ”でざっと見た範囲
(※) 比較対象はメーカー/品質を問わず“フォームタイプ”に限定
(※) 平均価格は投稿時点の価格
◆ まとめ
・「AZLA SednaEarfit Foamax Standard」はどんな人におすすめ?
- 「SONY WF-1000XM5」の純正イヤーピースで”カポカポ音”が気になる方
- 今お使いのイヤホンの低音域を更にアップさせて重厚感を持たせたい方
・購入をやめた方が良い、または検討した方が良い人
- 衛生面が気になる方(イヤーピースを毎回潰すため)
- 耐久性が気になる方(イヤーピースの清掃を小マメにされる方は特に)
・総評
耐久性の面で、コスパがあまり良くないとも感じました。
しかし、「SONY WF-1000XM5」の
純正イヤーピースの悩みを改善できるという点で
購入の価値は大いにあると感じました。
もし「SONY WF-1000XM5」で
筆者と同様の悩みがある方には
一度試していただきたいイヤーピースです。



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