Appleの「AirPods Pro 第2世代」は、第1世代から大幅に進化したワイヤレスイヤホンです。
特に「ノイズキャンセリング性能」と「操作性の向上」は体感できるレベル。
本記事では、第1世代との違いを中心に
「本当に買い替える価値はあるのか?」を実機レビューで検証します。
◆ 概要
・要点の早見表(結論)
▼ 結論
第1世代ユーザーなら買い替え価値あり
- ノイズキャンセリングは体感で明確に強化
- 音質は全体的に底上げされ、よりクリアに
- ステムのスワイプ操作で音量調整が可能に
▼ こんな人におすすめ
- 第1世代からの買い替えを検討している
- ノイズキャンセリング性能を重視する
- iPhoneやMacなどApple製品をメインで使用している
▼ 注意したい点
- 音質重視なら他社ハイエンドも選択肢
- 価格はやや高め
- 音が不安定に感じることがある(筆者環境/個体差の可能性あり)
・この記事でわかること
- 第1世代からの進化ポイント
- ノイズキャンセリングの実力はどの程度か
- 実際に使って感じたメリット・デメリット
◆ 基本スペック比較
| AirPods Pro(第2世代) | AirPods Pro(第1世代) | |
|---|---|---|
| チップ | H2チップ | H1チップ |
| バッテリー (※1) | 最大6時間 | 最大4.5時間 |
| Bluetooth規格 | 5.3 | 5.0 |
| 耐汗耐水性能 | IP54 | IPX4 |
| ケース充電端子 | USB-C(※2) | Lightning |
| イヤーピースサイズ | 4サイズ(XS/S/M/L) | 3サイズ(S/M/L) |
| スワイプで音量調整 | ○ | × |
| 適応型オーディオ | ○ | × |
| 音量自動調整 | ○ | × |
| 会話感知 | ○ | × |
| ワイヤレス充電 | Qi規格の充電器で可能 | Qi規格の充電器で可能 |
| MagSafe充電 | 同梱の充電ケースで可能 | 同梱の充電ケースで可能(※3) |
(※2) 2023年9月23日発売モデルから
(※3) 2021年10月19日発売モデルから
・「第2世代」の進化のポイント!
AirPods Pro 第2世代では、全体的に大幅なアップデートが施されています。
バッテリー駆動時間が第1世代から約1.5時間アップの「最大6時間」、
操作性も「第1世代」ではできなかった
ステムのタッチ操作(上下)による音量調節が可能になった点が
大きな進化のポイントです。
◆ 同梱物
同梱物はこちら

イヤホン、充電ケース、各種イヤーピース、USBケーブル(C to C)等が同梱されている。
- イヤホン本体(イヤーピースMサイズ装着)
- ケース(Wireless Charging Case)
- ケーブル(USB-C to C)
- イヤーピース(SS/S/L)
- マニュアル類
◆ 外観:充電ケース
充電ケース→「ストラップホール」や「スピーカー」など、変更点あり
・正面/側面/底面
<正面からのデザイン比較>

正面の外観に変更点は無し。
<側面からのデザイン比較>

第2世代では側面に「ストラップホール」が新しく追加されている。
<充電端子の比較>

AirPods Pro 第1世代 と 第2世代 の充電ケース端子比較
※第2世代のUSB-C → 2023年9月23日以降発売のもの
<底面にスピーカーが追加>

スピーカーが搭載されたことにより、
「充電開始時」や「ペアリング時」、
「“探す”(iOS)」を使用時にケースの位置を知らせる音を鳴らしてくれる等
「聴覚的な機能」が追加された点が
AirPods Pro 第1世代との大きな違いです。
充電時のサウンドは、設定でOFFにすることもできます。
・背面

背面の外観やボタンの操作感は変更なし。
◆ 外観:イヤホン本体
・イヤホン本体の外観比較

センサー類の配置や筐体形状の違いが見える。

センサー類やメッシュ部分など
外観の細かなデザインの変更点を比較。
センサーなどの位置や大きさが変わっていますが
実際の装着感や操作感の変化は感じられませんでした。
そのため、AirPods Pro 第1世代から買い換えても
違和感なく使えると思います。
・イヤーチップの互換性
ノズル部分の形状は「AirPods Pro 第1世代」と共通ですので
「第2世代」に対応のイヤーチップを装着可能です。

AirPods Pro 第1世代と第2世代はイヤーチップが互換性あり。
取り付け口の形状は同じ。
◆ 操作性
・イヤホン本体で可能な操作(第1世代との比較)
| AirPods Pro(第2世代) | AirPods Pro(第1世代) | |
|---|---|---|
| 再生/一時停止 | スティックを1回押す | スティックを1回押す |
| 次の曲にスキップ | スティックを2回押す | スティックを2回押す |
| 前の曲にスキップ/ 曲の頭出し | スティックを3回押す | スティックを3回押す |
| 音量調整 | スティックの上下スワイプ | 非対応 |
| オフ/外音取り込み/適応型オーディオ/ノイズキャンセリング(※4) | スティック長押し | スティック長押し |
基本的な操作は第1世代と変わりませんが、
「第1世代」では非搭載だった
『本体での音量調整』ができるようになったことが大きな変更点で、
痒いところに手が届いた感じです!
◆ 装着感
僕は、長時間(2台持ちで半日以上することが多いです)装着し
音楽や環境音(iPhoneのバックグラウンドサウンド)を再生して使用しております。
現在使用のイヤーチップは、同梱のシリコンイヤーチップMサイズです。
耳の中が痒くことは比較的少ないです。
イヤホン自体の重量も非常に軽い為、気軽に装着できます。
耳から落ちそうになることもありません。
◆ ノイキャンの強さはどれくらい向上しているか
Apple公式サイトでは、“最大2倍の雑音を消すノイズキャンセリング”とあります。
「電車内」や「人混み」、
「車道」など様々な環境で検証をした結果、
自分の体感としては、第1世代から約1.5倍ほど強くなった印象です。
第1世代も、特に“低音域”の雑音に強かった印象ですが
第2世代ではその領域を更に強くしてきています。
※参考までに、洗濯機の乾燥機の音はイヤホンをしていないときと比べて“10分の1”くらいまで抑えられていると思います。
◆ 外音取り込みについて
第1世代と同様、ホワイトノイズもなく
“イヤホンを付けていないのと同じ”と思えるくらい自然です。
設定変更で更に集音性をあげることもできます。
iOS(17.4.1)の場合、アクセシビリティ→オーディオビジュアル→ヘッドホン調整(オン)→(適用先)外音取り込みモード(オン)→(増幅)バーで、外音取り込みモード時に聞こえる音の増幅量を調整できます。
◆ 適応型オーディオに対応
「適応型オーディオ」(iOS 17 から追加)は、
必要に応じてノイズを抑制したり、環境音の取り込み具合を自動で調節してくれる機能です。
AirPods Pro 第1世代 には非搭載のモードとなります。
「ノイズキャンセリング」よりは環境音を取り込みたいが、
「外音取り込み」よりはノイズを抑えたい
こういった場面に最適な機能です。
◆ 会話感知とは?
こちらも「第1世代」にはない機能として“会話感知”があります。
会話感知は、装着ユーザーが音楽などを再生しているときに会話を始めると
“自動で「外音取り込み」に切り替えて、再生メディアの音量を下げてくれる機能”です。
会話が終わってから約2秒後、会話を感知する前のノイズコントロールに自動で戻ります。
例) 会話感知前のノイズコントロールが「ノイズキャンセリング」なら「ノイズキャンセリング」に自動で戻る
切り替わる「約2秒」について、個人的にはちょっと短いと感じるので
秒数の調整幅があれば、もっと使いやすいと思います。
◆ 音質について
| コーデックの種類 | 対応/非対応 |
|---|---|
| SBC | ○ |
| AAC | ○ |
| aptX | × |
| aptX LL | × |
| aptX HD | × |
| aptX Adaptive | × |
| LDAC | × |
低音域・中音域・高音域、いずれかが際立っているというわけではなく
バランスが取れている音質です。
第1世代と比較して、全体的に底上げがされてており
クリアでジャンルを問わず聴きやすい音質という点は、第2世代でも健在です。
◆ 気になること
サウンド再生時に、音が変になる症状が発生することがあります。
音楽や映像を再生時(Apple Music、Amazon Music、YouTubeなど)に時々発生します。
※個体差の可能性がありますが、筆者の環境では時々この症状が発生します。
AirPods Pro(第2世代)の左右のいずれかが
「耳が詰まった感じ」になったり、
「少しだけホワイトノイズが入るような症状」があります。
Appleサポートに問い合わせをし、初期化等を試し、
結果Apple Storeにて交換していただきましたが、
症状が改善しておりません。
この症状は再現性もなく、個人的には少しストレスなので
将来的にOSのアップデート等で改善されることを願います。
◆ まとめ
・AirPods Pro 第2世代 はこんな方におすすめ
- 「iPhone」や「MacBook」など、Appleのデバイスを普段使いしている方
- ノイズキャンセリング性能を重視する方(遮音性はトップクラスと言えます)
- 「第1世代」の操作性に満足していない方
- 「第1世代」の音質に満足していない方
(※音質重視の他社のイヤホンには劣る点もあると思いますが、第1世代からは向上しています。)
・総評
「AirPods Pro 第2世代」は「第1世代」 から操作性や機能性の大幅なアップデートを遂げた非常に完成度の高いワイヤレスイヤホンです。
第1世代から買い替えるには十分価値があるイヤホンです。
価格は39,800円(税込)です。(※記事執筆時点の価格です)

音質・ANC・使い勝手が大幅進化した完成度の高いモデルです。
より進化した音質や新機能が気になる方は、
「AirPods Pro 3」のレビュー記事を参考にしてみてください。
コメント